第30卦
借りものの光
lí
意思決定の参考として
火はみずから燃えるのではなく、養うものにすがりつく。この卦はその絵を二重にする。自足ではなく付着の上に築かれた明るさだ。状況として、明晰さ、見え方、正しく見られ理解されることを利とするが、その光がすがりつくものに丸ごと頼るという点で率直だ。判断は正しさと成功を利とし、従順で柔らかいもの、たとえばおとなしい牛を養うことが吉をもたらすと特に記す。ここでの力は、支配するものではなく養うものから来る。
爻辞は吉より戒めに近く割れ、明るさを保証された持続力と読むことを戒める。いまの明晰さは場がみずから持ちこたえることを意味しない。燃えるに値する何かに付着し続ける限りだけ持ちこたえる。下すべき決断は、より強く押すことより、この努力が実際に何にすがりついているかを確かめることだ。正しい相手や大義、源は炎を養い、間違ったものはたちまち燃え尽きる。うまく保てば、この型は古来、その先で本物の豊かさへ開く。
古典原文
卦辞
離,利貞,亨。畜牝牛吉。
離は貞正を守れば利があり、通じる。牝牛を養えば吉。
爻辞
初九:履錯然,敬之無咎。
足取りが乱れる。慎めば咎はない。
六二:黃離,元吉。
黄色の付着。大いに吉。
九三:日昃之離,不鼓缶而歌,則大耋之嗟,凶。
日が傾くときの付着。缶を打って歌わなければ、老いを嘆くことになる。凶である。
九四:突如其來如,焚如,死如,棄如。
突然やって来て、燃え、死に、捨てられる。
六五:出涕沱若,戚嗟若,吉。
涙をあふれさせ、憂え嘆く。吉である。
上九:王用出征,有嘉折首,獲其匪丑,無咎。
王が出征に用いる。誉れをもって首領を斬り、その一味でない者は捕らえない。咎はない。
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